冠婚葬祭とハウツー本と宗教

常日頃ではなじみのない冠婚葬祭の場では、日常では意識することのないさまざまなルールや作法と直面することになります。
右も左も分からないけれど、失敗はしたくない……そんな時に頼りになるのがハウツー本です。
近年ではインターネットでも情報が手に入るようになりましたが、それでも紙の書籍の持つ優位は未だ揺らいではいません。
書店へ行ってみれば、こうしたマナーを扱った書籍のコーナーは必ず存在するはずです。
しかしそれだけの数の書物が存在することからわかるように、ハウツー本の提唱するマナーもやはり一枚岩ではありません。
冠婚葬祭という場はダイレクトに宗教が絡む場でもあるからなおさらです。
たとえば浄土真宗の一派が出している書籍では、六曜(「大安」とか「仏滅」とかのアレです)をばっさりと斬って捨てています。
曰く「陰陽道に基づくもので、仏教と関係ないから迷信」なのだそうです。
近年「六曜は日本文化だから差別的、なくすべき」と主張した自治体があって物議をかもしましたが、それと同じようなことがずっと前から起きているわけです。
ともあれ、特定の一冊を信じすぎてはいけないのはインターネットと同じ、うまく活用して冠婚葬祭を乗り切りたいものです。